ジョギングや筋トレをすると気分がすっきりしてやる気がでてくることはありませんか?そのような現象は、運動によって脳が活性化することで起こります。
では、脳を活性化するための運動とはどのようなものでしょうか。
結論から言うと、ちょっときつめの有酸素運動です。
詳しく説明しますね。
Contents -目次-
運動で脳が活性化される?
これまで、脳細胞は加齢とともに減少し増えることはないと考えられていました。
しかし、『脳を鍛えるには運動しかない!』の中で、ハーバード大学医学部のジョン・J・レイティ博士は、運動によって脳の細胞を増やすことができるとしています。
ニューロンの数を増やすために最も効果が期待できるのは、運動です。さらにものを覚えたり認知能力を高めるために必要な神経結合を増やしたり、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンといった思考や感情にかかわる神経伝達物資の分泌を促す効果も、運動にはあります。
『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』NHK出版
ジョンJ.レイティ withエリック・ヘイガーマン/著 野中香方子/訳
ダイエットや健康のための運動だと思われがちですが、脳の活性化にも効果があるということです。うつ病の治療としてウォーキングなどの運動が取り入れられるケースもあります。
また、運動は子どもの学力向上にも効果があります。頭の良い子になってほしいと学習塾で勉強漬けにするよりも、適度に体を動かして遊んだほうが賢い子なるかもしれませんね。
具体的にどういう運動?
同書の中でレイティ博士が勧めるのは、一定時間心拍数を上げる運動です。
具体的にいうと、週2日は最大心拍数の約75%まで上がる短めの運動、週4日は約65%までの長めの運動が理想的です。
心拍数の目安としては、最大心拍数80%以上はかなりきつい全力疾走して完全に息が上がった状態、70%はやや息が上がるランニングがイメージしやすいのではないでしょうか?
実際にどのような運動かというと、週に2日5分程度の息が完全に上がるくらいの運動、そして残りの4日は30分の少し息があがる早歩きがベストです。
この動画の運動(だいぶきついですが、本当に気分がすっきりします。脂肪燃焼効果も抜群! )を週2回と、会社や学校の行き帰りを早歩きにするぐらいでクリアできますね。
大事なのは続けること
運動の習慣がない人が急にはじめようとしても続かないかもしれません。
そういうときは自分にとってハードルの低い運動から始めるのがおすすめです。
これは私の体感ですが、ストレッチだけでも十分に頭をすっきりさせる効果があるように思います。
ストレッチで体を動かす習慣ができてきたら上記のような本格的な運動にすこしずつ移行してはどうでしょうか?
自分が楽しんで運動できる環境作りをするのも大事です。そういう意味では健康グッツを使うのもいい手ですね。
テレビでもよく見かけるFLOWIN Fitnesは畳めば小さくなるし、低負荷から高負荷まで調整可能なのでおすすめです。
習慣化についての記事も書いています。三日坊主になりがちの人は必読です!
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おすすめの本
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方 (著:ジョン J. レイティ, エリック ヘイガーマン)
本文中でも紹介した本です。この本を読んでダイエット目的ではない運動の重要性に気が付きました。確かに、ダイエットのために運動していたときも、精神的に安定していて脳がクリアな感覚がありました。そのときは、痩せて体が軽くなったからだと思っていましたが、運動自体にそういった効果があったんだと腑に落ちました。