読書自体に癒しの効果があるって知っていますか。毎日くたくたで読みたい本も読めないって人に是非読んでほしい記事です。
歴史的にみても、読書は癒しの活動だと考えられてきました。古代ギリシャの図書館のドアには、「魂の癒しの場所」と記されていたといいます。
読書療法として注目されるようになったのは、1930年代のアメリカでの研究がきっかけでした。読書がメンタルヘルスの問題に対応する手段として活用されていることに着目し、読書が与える影響を研究・発表したのです。
Contents -目次-
読書療法(ビブリオセラピー)とは
読書を用いて心理的な支援を行う、心理療法のひとつです。
イギリスでは政府公認のうえ、医師が精神疾患の患者に対して「本」を処方する医療システムがあります。
うつ病に対して治療効果があることが報告されています。
本を読むことの効能
癒しを求めるならフィクションがおすすめ
癒しを求めるのなら小説などのフィクションがおすすめです。
小説を読むことで他人への共感力を高まるからです。自分と同じ問題を抱える登場人物に共感するときに、自分の問題を内省する効果もあります。
登場人物が最後に幸せになったとき、自分も同様に幸せになれると感じます。また、登場人物が困難を乗り越えたとき、私たちはそこから問題解決の新しい方法を学びます。
なにか生活の中で問題に直面したとき、何年も前に読んだ小説から学んだ方法で対処しているかもしれません。
読書が映画鑑賞よりストレス解消になる理由
読書が映画鑑賞よりストレス解消にいいのは、考える余白があるためです。
本と比べて映画は、登場人物や場所、音に想像の余地がありません。
私たちの感情は言語化されていない部分が多いため、読書のように、情報が文字だけに限られていると想像がふくらみ、より自由に情景を思い描くことができます。
余白が多い分、物語を自分の状況に沿った解釈で受け入れることができます。それによって、物語に共感できる部分も多くなるでしょう。
共感は自己肯定につながり、癒しになります。
毎日1行だけでも本を読もう
とはいっても読書習慣のない人が急に読書をするとなると抵抗があるかもしれません。また、仕事など他のことが忙しくて本を読む時間がないという人もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが5分読書です。きっかり5分にする必要はありません。1ページや1段落など自分にとって読みやすい最小単位で読書する習慣をつけてみてください。
コツは、他の行動に繋げて読書習慣を付けることです。食事を済ませた後や、夜布団に入ったとき、帰りの電車に乗ったとき、など毎日する行動に繋げて本を開くことで習慣化しやすくなります。
また、5分という手軽な設定にすることで精神的な負担になりにくく、軽い気持ちで本を読むことができるでしょう。
習慣化に関する記事もあるので読んでみてください。
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最後に「本は読みたいけれどどうしても疲れていて気力が起きない」という方におすすめなストレス解消法の紹介です。
ずばりそれはマッサージ!受け身でいいので自分ですることは何もないですし、お金がかかるというデメリットはありますが、肉体的にも精神的にも楽になります。
頭の筋肉をほぐすヘッドスパは、安眠や眼精疲労解消、デトックスの効果もあります。
この記事をきっかけに自分にあったストレス解消法を探してみてください。
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